【体験談】土地がなかなか決まらない!でも、焦って買わなくてよかった土地

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買わなくてよかった土地

1年以上土地探しを続けているわが家。一条工務店で仮契約してからは土地が決まらぬまま3ヶ月が過ぎました。

希望しているエリアは昔ながらの住宅地で、家主が高齢になり、住まなくなった土地が時々売りに出されます。

が、売りに出ていてもそのままでは家が建てられないという土地も多く、見極めが大変難しい!

同じくこんなエリア土地探しをしている方の参考になれば、とわが家が現在直面している土地探し問題をご紹介します。

目次

こんなエリアで土地探し中

わが家が希望しているエリアは、「〇〇台」「〇〇ヶ丘」と付くような、山を切り開いて作った住宅街です。開発されたのは昭和30~50年頃のようで、現在はおじいちゃんおばあちゃんが住んでいるお家が多いです。

土地の区分は「丘陵地」になるそうで、地盤は固いのはありがたいポイント。浸水の心配もほぼありません。

夫が通勤に使う最寄り駅まで、徒歩15分から25分程度。山の上の方はずーっと坂道を登っていくので、価格は少し下がりますが家を建てた後の生活を考えると、購入はためらってしまいます。

空き家が売りに出ることがたまにあるのですが、基本的に隣家と高低差のある土地ばかりなので外構費の見積がポイントになります。

一見良さそうに見えても、現在の法律や条例に照らし合わせ、安全に家を建てるためにはお金がかかるという土地が多いのです。

買わなくてよかったこんな土地!

正直なところ、いろいろな土地を吟味しながら、いい土地悪い土地を学んでいる我々。これまで出会った「買わなくてよかったな」と思う土地を理由別にご紹介します。

境界が曖昧

土地探しに関する本を1冊でも読んだことがある人は知っているかもしれません。私も、1冊目の本で知って心に刻みました。

境界の曖昧な土地は買うな」が土地購入の基本らしいです。

境界が曖昧なまま購入すると、購入後に隣家の人とトラブルになるケースがあるそうです。(これまでは揉めていなくても、住む人が変わった機会に境界を主張してくる人もいるんだとか)これから何十年も住む土地でご近所トラブルなんて絶対避けたい。

わが家も実際、境界が曖昧な土地に2回出会ったことがあります。1回目は売主さんが「曖昧なままだけど売りたい」というケース、2回目は買い付けを入れた後の価格交渉で「値引きはしないけど、売主負担で境界線の確定を行う」と言われたケースでした。

境界線を確定するには、隣の家の人に立ち会ってもらったり、手間もお金もかかります。ハウスメーカーさんのおおよその見積で40~50万円でした。

結局どちらの土地もほかにも不安要素があったため購入には至りませんでした。

がけ条例

がけ条例とは、一定の高さを超えるがけの上または下に建物を建てる際に、安全上の措置や制限を定めた条例の通称です。規制の内容は自治体によって異なるので注意が必要です。

購入を検討した土地の1つに、裏手に3m数センチの高さの崖がある土地がありました。崖の下に家を建てるという状態です。ちなみに崖の上には別のお家が立っていました。

がけ条例の図

私たちの住む自治体では、3m以上の崖の下か上に家を建てるときは、下記のような対策が必要になります。

(1)崖の下から、がけの高さの2倍(6m)の距離離したところに建物をたてる

(2)擁壁を設置する

(3)敷地に土を入れて高低差を3m以下にする

土地の広さを考えても(1)(2)は現実的ではなく、このうちハウスメーカーさんから提案されたのは(3)の方法。高低差を3m以下にしてがけ条例に引っかからないようにするというわけですね。

元々安い土地だったので、盛り土をしても予算内に収まりそうでしたが…。そこまでしてその土地にする意味ある??と考えた結果、購入には至りませんでした。

二段擁壁

境界線やがけ条例を学んだわたしたちが、次に購入しそうになった土地は「二段擁壁」のある土地でした。

二段擁壁の図

この土地、実はローコストハウスメーカーSと話をすすめ、購入寸前まで検討した土地でした。

敷地の二辺が企業の駐車場に隣接しているという土地で、駐車場との間はブロック塀が4段積んでありました。ハウスメーカーSさんに見積もりをお願いした段階では、このブロック塀はそのまま使うという話で外構費200万で見積もられていたのですが、

のちに別のハウスメーカーでこの土地を相談したところ、二段擁壁なので、やり替えないと家が建てられないことが判明!外構費は見積りで350万。

おくら

ハウスメーカーSの担当者さんが外構費200万じゃ足りないと知りつつ黙っていたのか…
見落としていたのか…どちらにせよ怖い話です。

まとめ

きれいに整地された分譲地ならともかく、私たちが土地探しをしているエリアは高低差有、古屋あり、でなかなか見極めが難しい土地だと感じています。土地探ししながら土地探しの知識を学んでいった我々ですが、土地探しを始める前に1冊でも本を読んでおけばよかったと思いました。

そしてやっぱり自分たちだけで判断するには限界があると感じています。信頼のおけるプロに相談しながら土地探しをすすめていきたいと思っています。

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この記事を書いた人

夫・妻・子ども3人で九州地方に暮らす おくら家です。家づくりに迷って迷って迷走中でしたが、一条工務店のハグミ―で契約。 家づくり記録を中心に子ども3人との暮らしを綴ります。

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