引っ越しに伴う手続きはたくさんありますが、忘れがちなのがNHK受信料の住所変更。何しろ、口座引き落としやクレジット払いにしていれば、住所変更を忘れていても変わらず受信料が引き落とされ続けるので、変更届を忘れていることにも気付かない可能性があります。
引っ越し前と引っ越し後の受信環境が変わらなければ、料金は変わらないため変更届を忘れていても困らないでしょう。しかし、私のように衛星契約の物件から地上波のみの物件へ引っ越す際は注意が必要です。
自分で契約変更の手続きをしなければ、見ることができない衛星放送の受信料まで引き落としされ続けることになってしまうのです!!
実際に手続きに失敗して無駄なお金を払ってしまった私が、わかりづらい手続きの方法を解説します!
NHKの契約内容変更方法
住所変更はインターネットから可能

新規契約・引っ越しに伴う住所変更はパソコンやスマホからインターネット上で簡単に手続きをおこなうことができます。さらに、衛星契約への変更もインターネット上からできます。しかし…
衛星契約→地上波のみ契約への変更はネット手続き不可
反対に衛星契約だった人が地上波のみの契約に変更したいときは、インターネット上からは手続きができません。
一人暮らしの解消や単身赴任の解消によってNHKの契約自体を解除したいときも、同様にインターネット上での手続きは不可です。
電話による手続きのみ
では、どのような方法で衛星契約から地上波のみの契約に変更できるかと言えば、電話による連絡のみです。NHKふれあいセンターの営業時間内に電話して、変更の手続きをおこなわなければなりません。
さらに、さらに、電話だけでは手続きは完結しません!

住所変更の入力フォームに、衛星契約か地上波のみ契約かの選択肢を追加てくれればいいと思いませんか??
衛星契約から地上波のみ契約への変更手続き
実際にどのような手続きをおこなうか、流れを説明します。
手続きの流れ
NHKふれあいセンターに電話をかけます。受付時間は午前9時~午後6時(土・日・祝日も受付)です
お客様番号・住所・電話番号で本人確認をおこなったあと、住まいの環境が変わったので衛星契約を解除したい旨を伝えます。
これだけで手続きは完了しません…!
電話をしてから数日後、家に契約解除のための書類が届くので、記入して返送します。
これでやっと契約の解除が完了!(書類を返送し忘れると、契約解除にはならないのですぐに返送しましょう)
電話する
2月末の平日午前中に電話を掛けました。
電話が混み合っているそうで、音声ガイダンスに従って希望する手続き番号を入力したあとも、オペレーターさんになかなかつながりませんでした。
待つこと7分!やっとつながったあとは、お客様番号・住所・電話番号などを伝えて本人確認。
本人確認がとれたら、やっと、衛星契約を解除したい旨を伝えます。
これで解除できたかと思いきや、なんと書類の返送をもって解約の手続きが完了するとのこと。(手続きめんどくさすぎ…!)
一応、書類をすぐに返送すれば電話受付日をもって解約にはなるという話でしたが(解除の予約状態)、書類の返送を忘れたら契約は続きますから必ず返送してくださいと念を押されました。
わたしは2月28日に電話したので、1月分までは支払う必要があるとのことでした。
書類を返送する
数日して書類が家に届いたら、必要事項を記入して返送したら完了です。
(この記事を書いている段階ではまだ届いていないので、届いたらまた詳細を書きます)
NHKの受信料払いすぎた体験談
そもそも、わが家はどういう状況だったのか、体験談をまとめました。同じ状況で、実は今も気付かずに払い続けてしまっている人がいるかも??
そもそも住所変更を忘れていた
わが家は持ち家に引っ越す前は賃貸マンション暮らし。マンション全体に衛星放送を見られる環境が整っていたため、(実際は全く観ていませんでしたが)衛星放送受信料を支払っていました。
その後、家を建てるときは衛星放送の受信設備は付けないことにしたわが家。引っ越せば地上波のみの支払いで済むはずですが、その手続きを忘れてしまっていました。
引っ越し時の手続きが多すぎて、NHKの住所変更手続きはすっかり失念していたようなのです。
(やってないかどうかも全く覚えていない状況)
クレジットカード払いにしていたので、引っ越し後も受信料はこれまでどおり引き落としされ、手続きを忘れていることにも気付かずに過ごしていました。
そして、入居して10カ月経過した1月。NHKからの手紙がポストに入り気が付くことになったのです。手紙の内容は「今の住所でNHKの契約がされていないので、新規で契約してくださいね」というものでした。
インターネットで住所変更手続きをおこなう
すぐにインターネット上で住所変更の手続きをおこなうことにしました。
更にこの時になって初めて、衛星受信可能なマンションから衛星受信設備のない戸建てへ移ったのだから、受信料も安くなるはずだった!ということに気が付いたのです。
住所変更と一緒に、衛星受信契約も解除してもらおうと思いました。
ネットから手続きを進めていくと、名前や新住所・旧住所を入力した後、「コース選択」という画面に来ました。そのページには、地上波の受信料や衛星契約の受信料の一覧表が載っています。


が、肝心の「衛星契約か地上波契約か」を選択する質問が無い。「変更する」にチェックを入れると、クレジット払いか口座引き落としか、2ヶ月コースか6ヶ月コースかという支払いに関する選択肢のみ出てきます。
この後で選択できるのかな??
と思いつつ、とりあえず進んでいくと住所変更は完了してしまいました。
これでいいのか?…と思っていると、後日届いた変更受付ハガキが下記です


やっぱり、衛星契約のままになってるー!!
ここで初めて、ちゃんと腰を据えて衛星契約の解除方法について調べ、窓口に電話したというわけです。
気付かずに払っていた分は戻ってくる?
変更し忘れていたのは自分なので、無駄に払ってしまっていた分を払い戻してほしいなんて思っていません。
が、念のため聞いてみました。
案の定、解除を忘れて払い過ぎた分は戻ってこないとのこと。
電話を受け付けた日が2月28日だったので、1月分までは衛星契約の料金は発生するそうです。(3月に入る前に電話をしたのが、せめてもの救い)
そりゃそうです。
まとめ
わたしは決してNHKアンチではありません(笑)
子どもたちはEテレにとてもお世話になったし、大人向けの教養番組も好きな番組がたくさんあります。見てないからお金を払いたくない!と言っているわけでは決してないのですが…
この件については、あまりにも変更手続きが不親切すぎてちょっと腹立たしい気持ちになってしまいました。
更に言うと、手続きの為に電話をした際、オペレーターの方に「衛星契約の解除も住所変更と同時にできたはずです(意訳)」なんて言われたのでさらに腹立たしさアップ(笑)
実際には衛星契約の解除はインターネット上ではできません。ほかのオペレーターさんに確認済みです。電話対応の方も間違って覚えているほど手続きが面倒なので(嫌味)、我が家と同じように衛星放送受信可能な物件から受信できない物件へ引っ越し予定の方はご注意ください。
コメント