こんにちは。一条工務店の規格住宅ハグミ―で家を建て、2024年の春から暮らし始めたおくら家です。
今回の記事では、家づくり後半に考え始めて焦りがちな外構計画についてわが家の体験談を中心にご紹介。
わが家の外構計画は、ずばり節約。シンプル外構。
最低限の外構を計画している方や、少しでも外構費用を下げるアイデアを知りたい方はぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
一次外構
外構は、建物を建てる前に土地を整えるための工事(一次外構)と、建物が建ったあとに駐車場や植栽などを整える工事(二次外構)に分かれています。
一次外構は家を建てる前に必要な工事。「そこにお金を使いたくないのに、やらざるを得ない」というケースも多く、土地購入の際には一次外構にかかるお金の見通しを付けておくことが重要です。
↓お金がかかりそうだから購入しなかった土地についてはこちら
わが家は何度も具体的な土地購入を検討した甲斐あってか、今回の土地を購入する前には「ここにお金がかかりそうだぞ」というポイントをしっかりと理解して購入したつもりです。
それでも実際に古屋を解体して更地になり、一次外構の具体的な費用がわかるとため息が出ました。
一次外構にかかった費用は約130万円でした。
具体的な項目は下記の2点です。
残土処理費
更地になると、想像していた以上に敷地内に土があることがわかりました。道路との高低差をなくすため(車を入れて停めるため)に土を取り除く費用が発生。
その額、約50万円。
捨てるのに、そんなにもお金がかかるのかとショックでしたが仕方がありません。
ブロック塀やりかえ
これも、購入前に「もしかしたらやり替えが必要かもしれない」と言われていた箇所。隣家との境界のブロック塀が古く、そのまま使用すると現在の条例に違反してしまうために既存の壁を壊して作り直してもらいました。
塀が無ければ敷地内の土が隣家に流れ出してしまうため、古屋が解体され土地が私たちのものになったらすぐに取り掛かってもらった工事です。
約80万円かかりました。
二次外構でそのブロック塀の上にフェンスを追加しています。
二次外構
一次外構で思ったより費用が掛かりショックを受けたわたしたち。元々凝った外構をするつもりではありませんでしたが、ますますシンプル節約思考になりました。
二次外構にかかった費用は約150万円。一次外構と合わせると270万円でやや予算オーバーですが、一次外構が高くついたことを考えると、二次外構は少なくおさまったと思えます。
二次外構の主な項目は下記のとおり。
家の前は駐車スペース
道路に面した家の前側は駐車スペースを取りました。現時点で所有している車は1台ですが、来客や将来子どもたちが車を持った時のことも考えて3台が並列駐車できるように計画。
コンクリートは量が多ければ費用が高くなるとのことだったので、タイヤが乗る部分はコンクリートにして間は砂利にしてもらいました。
この砂利、外構打合せの最初は白にしていたはずなのに、いつの間にかグレーの一番安い砂利に変わっており、外構が完成するまで気付かなかったという残念ポイントでもあります。
家の側面には砂利
家の左右は特に使い道がなかったため防犯目的で砂利を敷き詰めてもらいました。砂利の下には防草シートも施工してもらいました。
こちらの砂利は、後に野良猫のフン害に悩まされる原因となってしまいます…。
庭側
庭側は一条工務店でつくってもうウッドデッキがきます。その周りに人工芝を敷きたいと考え見積に入れてもらいました。が、施工費が思ったより高かったため入居後にDIYすることに。
そのほか、家庭菜園をするためのスペースが欲しかったので、石で仕切りを作ってもらいました。
施主支給品
上記のような最低限の外構ですが、表札とポストだけは何ヶ月もかけてリサーチしたお気に入りのものを採用しました。こだわりはそこだけですが、その2点にお気に入りを採用しただけでも個人的には満足度が高い仕上がりになりました。
オーダーメイド表札
表札は、名前が出てしまうためご紹介できないのが残念ですが、子どもたちの手書き文字をそのままアイアンでつくってもらったお気に入りです。
門柱を作らず外壁に付けてもらいました。取付の際は、タイルを割らないよう目地の部分にビスを打つように事前に表札を作ってもらうお店・外構業者の双方と打ち合わせしておきましょう。
ポスト
ポストは、SNSで見かけて一目ぼれしたbobiに。わが家は赤を採用しましたが、ベージュやカーキなど絶妙なカラーも揃っていて迷います。
節約ポイント
コンクリートを減らす
コンクリートの量を減らすことで減額が期待できます。ただし、複雑な形にするとコンクリートの「型枠代」を施工する費用がかかってしまうのでご注意を。
人工芝DIY
人工芝は、比較的簡単にDIYできるため、外構費用の節約方法として人気です。わが家も庭側の人工芝は引き渡し後に自分たちで行いました。
業者さんに依頼した見積もりでは、十数万円かかっていたところ自分たちで行うことで2万円以下に抑えることができました。
ちなみにわが家では、作業の負担を減らすために防草シート一体型のタイプを購入。20メートルを敷くのに二人で約1時間の作業でできました。
施主支給できるものはする
業者さんにお願いすると、商品代にプラスして設置する作業費もかかります。設置が簡単なものは自分たちで買ってきて設置する方法も検討してみましょう。具体的には下記のようなものがあります。
グレーチング
道路と敷地の間に側溝がある土地だと、その上にかぶせる蓋(グレーチング)が必要な場合があります。
わが家は元々空き家のあった土地を購入しました。側溝にはコンクリートの蓋が載っていましたが劣化しており車の乗り入れはできない状態。交換が必要でした。
コンクリート製の蓋は重くて設置が大変なので業者にお任せした方が賢明ですが、金属製の蓋であれば比較的簡単に設置できます。ホームセンターなどで購入して自分たちで設置することで、設置の作業費分は節約することができます。
ただし、蓋が無い状態だと敷地内に車の乗り入れができず不便なことも。設置のタイミングなどは事前に相談しておきましょう。また、側溝の幅に合わせたサイズを選ぶ必要もあるため、こちらも業者さんと相談して購入するサイズを教えてもらうとよいでしょう。
植栽
植栽もあとから自分たちでおこないやすい箇所です。わが家は、シンボルツリーのみ植えてもらい、その下に植える低木寄せ植えは自分たちですることにしました。9000円の減額につながりました。
ホームセンターやインターネットには、相性の良い寄せ植えがセットで売られていることもあります。事前にチェックしておくと、外構打合せの際にスムーズです。
合い見積もりは必須
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わが家は結果的に提携外構に決めましたが、もちろん別の外構業者さんに合い見積もりは取りました。シンプル外構だったので、ほぼ同じような外構案を希望していちばん安かったところが提携外構だったのです。
外構に多少こだわりたいという方は、デザイン提案力を比較するという点でもいくつかの外構業者を比較することはやっておいて損はありません。
現にわたしも、今回は採用しなかった外構屋さんから見積相談の段階で「ここはこうしたほうが安くなりますよ」というアイデアを聞くことができました。やはりプロはいろいろなアイデアを持っており、相談するだけでも学ぶことが多いです。
(とても親切な業者さんだったので、お断りするときは申し訳なくなりましたが)
見積もりを依頼してからプランを作成してもらうまでに、急いでもらっても10日ほどかかったため、早目に見積もりを依頼しておいて損はありません。
提携業者の候補が思い浮かばないよー、という方は見積サイトを利用してみるのもおすすめ。わたしもそのようなサイトから申し込んで条件に合いそうな業者を2つ紹介してもらいました。
まとめ
建物の計画とあわせて検討が必要な外構プラン。後回しにしていると、焦って決めなくてはならず選択肢が少なくなってしまうことも。ぜひ早めに計画を始めましょう。引き渡しの4ヵ月前くらいから動き始めるのが理想です。
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