こんにちは!一条工務店の規格住宅、ハグミ―に住んでいるおくらです。今回の記事は、新築工事中にあった近隣からのクレームについて体験談をご紹介します。
結論から言うと、一条工務店の担当営業さんが華麗に対応してくれたおかげで大きなトラブルになることもなく、住み始めて数カ月、近隣の方とは良好なご近所づきあいをしています。
現在、近隣の方ともめている
さらに、
家づくりにおいて営業担当は重要って聞くけど意味がわからない(←わが家もかつてはココ)
という方はぜひ読み進めてみてください。
事のあらまし
室外機の熱風
わが家は住宅地の中の住む人がいなくなった土地を購入しました。正面である北側は道路、それ以外の東西南3辺は2階建ての家に囲まれた土地です。裏側(南)のお宅は築数年の新築。左右(東西)はこの地域が住宅地になったころから住んでおられるおじいちゃんおばあちゃん世帯です。
今回建築中のクレームがあったのは、西側のおじいちゃんからでした。
わが家は建物を西側ギリギリに寄せており、こちらに室外機2台とエコキュートが並ぶようにしました。(見せたくないものは西側に隠したイメージです)西側のおじいちゃんの家のブロック塀までは約1mです。
建築中に一条工務店に入った電話というのが、「室外機の風が自分の家のブロック塀に当たる。熱風でブロック塀が溶けてしまうじゃないか!」というものでした。
室外機トラブルはわりとよくあるケース
実は、ちょうど家の図面を打合せしていた2023年の夏ごろ、わたしはたまたまあるブログを読んで「新築時の室外機トラブル」があることを知りました。かなり揉めているという内容のブログだったので、ちょうど打ち合わせ中だったわたしは戦々恐々。
ハグミ―の打ち合わせ中に「この室外機の位置は、お隣の方からクレーム来ませんかね…?」と設計士さんと担当営業さんに聞いたほどです。
そのときは「ブロッグ塀があるから直接風は行かない。お隣の建物までは距離があるので音も大丈夫でしょう」という感じで私以外誰も心配していないかんじだったのですが…。
ほらやっぱりー!!!とは、思いましたね…。
隣家の寝室が室外機に近いと、音が気になるというトラブルが起こったり、遮るものが無いと熱風が植物に当たるといったトラブルが起こることが少なくないようです。あとは、換気扇からの臭いもですね。
ただし、私が心配していたようなクレームがついてしまったものの、事態はあざやかに解決へと向かったのです。
見事な解決
室外機へのクレーム対策
このクレームを受けて担当営業さんがまず行ってくれたことは、おじいちゃんの話をよく聞くことでした。
「室外機の熱風でブロック塀が溶ける」と主張するおじいちゃん。
溶けません。
実際、室外機の風でブロック塀は溶けないんです!なんならエコキュートからは熱風は出ないんです!!でも、担当さんは、それを説明しておじいちゃんに納得してもらうという手段はとらなかったそうです。
「音ではなく、風がご心配なんですね」と確認したうえで、風を遮る対策を提案。
具体的には、コロナ禍にフードコート等で使用されていた席を仕切るためのアクリルボードをブロック塀の前に設置するという方法で納得してもらったそうです。実際に対策したのが下記の写真です。
おじいちゃん満足!!
なんて見事なあしらい方、対応でしょう。
ちなみに、室外機の風向きを変えるならこんな後付けアイテムもあります。
私たちがクレームを知ったタイミング
さて、こういったトラブルが起こっていたのですが、このことを私たちが知ったのはどのタイミングだったと思いますか?
実は、私たちがこのクレームについて聞いたのは引き渡し日。カギの引き渡しが終わり、住設の説明が終わり、担当営業さんが引き上げていく直前のことでした。しかも、ほぼ話はついて解決に向かっているという「事後報告」の形で話を聞いたのです。
家の建築工事中、どんどん形になっていくマイホームにウキウキしつつ、引っ越し準備も忙しく手いっぱいだった私たち夫婦。そんな私たちに対応途中のクレームの話は出さず、着地点が定まった段階でサラリと報告してくれた営業担当さん。
もしかすると、「途中経過も随時報告してほしかった」と考える方もいるかもしれません。しかし私たち夫婦は、工事中にそんな話を聞いたらただ憂鬱になり、新しい土地に引っ越すのが不安になっていたかもしれないと思います。
その後のご近所付き合い
この報告を受けた後、引っ越し挨拶のタオルを持って挨拶に行ったところ、おじいちゃんから「室外機のこと聞いてる?」とお話が。
「聞いています!ご心配おかけしてすみません、ボードを立ててしっかり対策しますので!」と答えると、
「うん。わたしも良い近所づきあいをしたいと思ってるから…」とちょっと照れながら笑っておられました。
頭ごなしに怒鳴りつける話の分からないじいさんじゃなくて一安心です。(おくらは口が悪いです)
シャイなおじいちゃんらしく、あまり立ち話などには発展しませんが、見かけたときは感じよく挨拶するように心がけています。
家づくりにおいて重要だと思ったこと
誰から家を買うか
今回のケースを経て私たち夫婦がまず思ったこと。それは「〇〇さんが担当でよかった~」ということに尽きます。
私たちは、一条工務店で契約するまでに、いろいろなハウスメーカーの営業担当さんと接してきました。なかには「やる気ないな」と感じた人、「言ってることが信用できない!」と感じた人、「頼りない」人、なんかもうとにかく「トンチンカン」な人…さまざまでした。
もしあのハウスメーカーのあのトンチンカンな営業さんから家を買っていたとして、今回のケースに「いやいや!熱風でブロック溶けませんから!!(おじいちゃんと口論!!)」って対応されていたら。
おじいちゃんとの仲は険悪になり住んだ後も別のトラブルに発展していた可能性だってあります。
もしくはあのハウスメーカーのやる気のない営業さんから家を買って、「おくらさん、隣の人からクレームついたので対応してください」なんて丸投げされていたら。
引っ越し前のウキウキする時期にトラブルを抱えて胃がキリキリしていたかもしれません。
土地探しでもプラン作成でもとても信頼してお世話になった担当さん。建築中のトラブルも華麗に解決してくれるとは感謝しかありません。
「誰から家を買うか」の大切さを改めて感じました。
それと同時に、何件ものハウスメーカーと打ち合わせを進めても契約の決断ができなかった自分たちが、この担当さんと出会いハグミ―を即決で契約した理由に改めて思いを巡らせずにはいられません。
まとめ
私も小売業を経験しましたが、気を付けていてもクレームがくるときは来てしまいます。大切なのはクレームにどう対応するか!そして相手の話を聞くこと。
これから家づくりを始める方は、ぜひトラブル時にも力になってくれる信頼できる営業さんに出会ってほしいと思いますし、すでに完成した家でご近所トラブルに巻き込まれてしまった方は、少しでもはやく事態が終息して平穏な生活が送れますように…と思います。
この記事が誰かのヒントになれば嬉しいです。
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