一条工務店ハグミ―で契約したわが家。ついに家の打ち合わせが始まりました。
一条工務店のハグミ―を選んだことに後悔は全くありません!
でも、いざ打ち合わせが始まると「ハグミ―ではできません」「ハグミ―では…」と言われることもしばしば。「ここがこうだったらいいのに」と思うことが無い訳ではありません。
今回の記事では、実際に一条工務店で契約し、ハグミ―で建てる予定のわが家が考えるハグミ―のデメリットについてご紹介していきます。
一条工務店 ハグミ―を迷っている方の参考になれば幸いです。
間取り編
脱衣所に窓がない
ハグミ―の間取り100個を確認しましたが、すべての間取りにおいて、脱衣所と浴室に窓がありません。
お風呂と脱衣所に窓は必要派ですか?
わたしは、当初は「絶対欲しい派」でした。換気というよりも、採光目的です。
選んだプランではお風呂が北側の道路に面しているので、お風呂の窓は無くてもいいと思えました。でも、脱衣所には欲しかった…!朝の支度は自然光で行いたかった。フィックス窓でもいいからあればよかったなと思います。
長く薄暗い家に住んだ経験から、家の明るさは重視したい私。窓の少なさは、おくら的には一番「残念」と感じているポイントです。
ちなみにトイレにも窓はありません。
ハグミ―のプランは、全体的に窓が少なめです。そして窓の追加や大きさの変更は、できません。
平屋にトイレは1つ
ハグミ―では平屋のプランも選択可能ですが、トイレが2つのプランはごくわずかです。
ハグミ―の平屋プランは延べ床面積が100平方メートル未満(30坪未満)のプランが多いです。100平方メートルを超えるのは南道路向けの2プランのみ(おくら調べ)。そのうちの1つにトイレ2つプランがありました。
平屋でトイレが2つ欲しい、または延床30坪を超える平屋が建てたいときは選択肢がほとんどないということになります。
わが家は現在5人家族。朝の混雑などを考えると、平屋でもトイレは2つ欲しいと考えていました。土地決定後、平屋でも選択可能でしたが、トイレが1つであることと全体的なコンパクトさからハグミ―での平屋は除外しました。
書斎ありの間取りはほぼない
ハグミ―の間取りプランでは「書斎」として作られた部屋は無いようです。わたしは在宅ワークなので、小さくても書斎的な「こもれる部屋」がほしいと思っていました。
ただし、ウォークインクローゼットが2つ付いていたり、ウォークインクローゼットに窓有りのプランがあるので、使い方次第では書斎的に活用できそうです。
※N-31-4040-0001(一条工務店ハグミ―プラン集)は、リビングの横に完全に仕切られていない小部屋があるので、書斎的な使い方を想定していると思われます。
わが家が選んだ間取りでは一階にウォークインクローゼットが1つありますが、ファミリークローゼットとして利用するつもりなので書斎の確保はできませんでした。
子どもたちが小さいうちは、子ども部屋を仕事部屋として利用しようかなぁと考えています。
小さくても夫婦それぞれに自分のスペースがあるのが理想でした。独立部屋はできないけど、工夫して「自分のエリア」づくりはしたいなと思っています。
できること
- 間取りの東西反転
間取りに関する変更はほぼできないのがハグミ―の特徴。間取りは東西の反転は可能です。南北の反転は不可。
左右反転するかどうかだけでも、ずーーっと迷ってます
建具・設備編
選択肢は少なめ
建具や床の色は3色から選択可能です。窓ガラスはすべての窓で透明かくもりガラスかを選ぶことができます。
3×3色でも床と建具の組み合わせに悩んでしまう私なので、むしろそのくらいの選択肢で良かったかもしれません。無限に自由に選んでいいと言われても悩み過ぎてしまう…。
トイレや洗面所の床は決まっており変更できません。
壁の色は白っぽい基本のクロスが決まっており、オプションで2カ所のみアクセントクロスを選ぶことができます。このアクセントクロスの選択肢が5色のみなのがちょっと私的に残念と感じるポイントです。
住設は自社製品
玄関収納、キッチン、浴室など一条工務店の自社商品がほとんどで、棚のカラー選択やキッチンの高さなど細かいところの変更は可能です。
トイレはTOTOのタンク有が標準で、オプションでアラウーノ・ネオレストなど選択可能でが、キッチンや浴室に他のメーカーを選ぶことはできません。
カップボードも一条のものを「入れるか・入れないか」の選択ができます。入れる場合は大きさが数パターン用意されています。一条工務店のカップボードを採用しない場合は、引き渡し後に自分で購入したものを設置する形になります。
デメリットとして挙げてみましたが、わが家は住設に強いこだわりは持っていないので、一条の住設でも満足しているのです。
施主支給は自分で取り付け
照明やトイレの紙巻など施主支給することは可能です。が、いずれも「一条のものを付けない」という選択をする形なので、自分で購入したものを工事中に「これ付けて」とお願いすることはできないようです。
引き渡し後に自分で設置となります。
ダウンライトなど工事が必要な照明や棚の取付は、引き渡し後に他の業者さんに依頼して行う必要があるのでハードルが高め。わが家では、そこまでするこだわりはないかなーと考えています。
後述しますが、ハグミ―で何が「できる」か「できない」か、契約者でもまだ不明な部分も多いんです!
できること
- 引っかけシーリング
- 壁の下地
照明は一条工務店の照明プランから選ばずに、引っかけシーリングのみを設置してもらうことができます。その場合は自分で好みの照明を購入し、引き渡し後に取り付けます。
DIYなど予定している場合は、壁に下地を入れる位置を指示することもできます。わが家はオプションのカップボードをやめる代わりに、キッチン背面の壁に下地を入れてもらう予定。
住んでから収納が足りなかったら、なんらかの方法で収納をプラスできる為です。DIYで棚を設置して見せる収納も憧れますよね。でもこまめに掃除できないタイプだからなぁ…。迷います。
その他
打ち合わせが平日のみ
ハグミ―の設計士打ち合わせは、平日のみと決まっています。
夫は月に2~3日平日休みがあるので、わが家にはあまりデメリットにならないと考えていました。しかしいざ打ち合わせ段階になると、希望日にすでに空き時間が無く1ヶ月先になってしまいました。
平日に時間がとりにくい方は、はやく打ち合わせしたいのに空いてない!とモヤモヤすることがあるかもしれません。
抽選会の特典はない
一条工務店と言えばすまいの体験会での抽選会が有名ですが、ハグミ―の人はオプションが当たる抽選会の対象外でした。
もとがお値打ち価格なので仕方がないですね!
担当さんが「もしかしたらの為に…」とくじ引きはさせてくれましたが、その後ハグミ―も対象になったという続報はありません。
ハグミ―の情報が少ない
一条工務店のハグミ―が発売されたのは2022年10月。全国での販売が開始されたのが2023年1月です。2023年6月に本契約を結んだ私たちですが、その時点で完成しているハグミ―は無いとのことでした。
家づくりにおいて、既に建っている家を見られることはとても参考になりますよね。ハグミ―は新しい商品なので、すでに建てた人の声が少ないというデメリットがあります。
私たち夫婦も、ハグミ―契約者の方をSNSでフォローして生の声を情報収集しています。
ハグミ―で「できること」「できないこと」の情報がとっても参考になるんです!ハグミ―はまだ新しいためか、住設の仕様変更や「できないって言われてたけどできるようになった」などの情報がよく流れてきます。
少し先に打ち合わせを行っている方が発信してくれている情報、本当にありがたい!
わたしもこれから契約する人に役立つ情報を発信していきますよー!!
まとめ
私たちは一条工務店契約前に、売建ての物件も本気で検討したことがあります。そのメーカーの売建に比べると、選択肢は豊富だと感じました。住設に関する選択肢は幅広い方ではないでしょうか、それに対してデザインに関する選択肢は少なめと感じます。
シンプルなので、家具やDIYで自分たち好みの家に変えていくという楽しみもある。という心持です!
設備や壁紙の色は、後からやろうと思えばリフォームできるし、照明や家具でオリジナリティを出すこともできます。変えるのが難しいのは間取りと断熱性などの住宅性能。そこが要望にマッチしていれば一条工務店のハグミ―はおすすめの商品です。
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