こんにちは。おくらです。
一条工務店の規格住宅ハグミーに住んで最初の冬を過ごしています。床暖房のある生活は想像以上に快適。でも住む前は本当にそこまでの設備が必要なのかな?と感じていました。
実際に冬を迎えた感想やメリットデメリットをまとめましたので、床暖房を採用するかどうか迷っている方の参考になれば幸いです。
床暖房を採用して感じたメリット
家中どこでもほぼ同じ温度は想像以上に快適
見出しのとおりなのですが、猛暑の8月も雪が降る2月も家の中が暑くも寒くもない状態というのは、思っていた以上に快適です。しかもトイレも脱衣所も玄関も、家の中はどこでもほぼ同じ温度。玄関を入った瞬間からホッとします。
床暖房のある家に住んだ人たちが口々に「最高」と言ってすすめてくる理由が、住んでみるとわかりました。
特に子育て中の方にお伝えしたいのは、脱衣所が寒くないってすばらしいよ!という点。
わが家は子ども3人。平日はワンオペで私1人で3人の子どもをお風呂に入れていましたが、賃貸時代はアパートの脱衣所が極寒で…。赤ちゃんを待たせておくのも、自分の服は後回しで子どもたちの服を着せるときもとにかく寒さが敵だったのです。毎日震えながらバタバタお風呂に入れてたあの頃…いまの家に住みたかった…!
お風呂の床にも床暖房は入っているので、からだを洗うときの寒さもかなりマシです。
今は子どもたちも大きくなりお風呂上りは自分で服を着られるようになりましたが、家の中は暖かいので「はやく服を着なさい!風邪引くよ!!!」と言わなくてもよくなりました。
冬の行動力がアップした
年末、極寒の実家に帰省して思い出しました。家の中が寒いと…
こたつから出たくない。
エアコンの利いたこの部屋から出たくない。
朝布団から出たくない。
冬のわたしはいつにも増して行動力が低下してダラダラしてしまいがちだったことを!
床暖房の利いたこの家では、寒さを理由に動くのが億劫になることがありません。特に、朝スッとベッドから出られるようになって慌ただしい朝時間を無駄にしなくなったのは良い効果でした。
エアコンの風より乾燥しない
入居前は、床暖房を使用すると空気が乾燥するという声を聞いていました。しかし住み始めて個人的思ったのは、エアコンを使用して部屋を暖めたときに比べれば乾燥はマシということ。
わたしは、エアコンや扇風機など人工的な風が苦手なのですが、床暖房は輻射熱を利用して部屋をじんわり温めてくれるので、苦手な風に当たらなくてすみます。
そもそも室温のことを気にしなくなった
人間は1日のうちで小さな意思決定を平均3万5千回も繰り返していると言われています。スティーブ・ジョブズが日々の「決断疲れ」を防止するためにいつも同じ服を着ていたというのは有名な話ですよね。
床暖房は、基本的に寒い時期になったら電源をONにして春まで付けっぱなしなので、付けたり消したり、起きる時間や帰宅時間に合わせてタイマーをセットしたりする必要もありません。季節の変わり目にスイッチを入れたら、あとは室温管理すること自体を気にせず、過ごしていけます。(寒波が来た日をきっかけに設定温度を少し上げたりはしました)
エアコンを点けたり、消したり、電気代が気になって温度設定を変更したり…1つ1つは小さな判断ですが、手放すことが出来れば日常のストレスが少し軽減します。
忙しい毎日、「少しでも考えることを減らして仕事や育児など大切な決断に脳の容量を使いたい!」「できるだけ考え事を減らしたい」という方にはこの点をメリットとしてお伝えしたいです。
太陽光発電&蓄電池とのあわせ技で電気代もおさえる
わが家は約13Kwの太陽光発電パネルと蓄電池をオプションで付けました。その結果・・・
床暖房を本格的に使い始めた12月の電気代は、約7,000円でした。
オール電化で冬の1ヶ月の電気代が7,000円です。安いですよね?
夏場の電気代が5,000円/月だったので、それとくらべると電気代は上がりました。しかし賃貸マンションに住んでいた頃の12月の光熱費が2万円近かったことを考えると、家中暖かくてこの電気代ならお得!と思っています。
ハウスメーカーの方に聞いた情報では、床暖房を使用すると(使用していない月に比べ)電気代が3,000円/月くらい増えるイメージとのこと。わが家もおおよそこの例に当てはまっていました。
ちなみに毎月の買電・売電価格を記録しているページはこちら↓

毎月更新していますので一条工務店で建てた家の電気代が気になる方はぜひ読んでみてください。
床暖房のデメリット
採用してよかった!と思っている床暖房ですが、もちろんメリットだけではありませんから導入の際は悩みました。
初期費用&メンテナンス費用が掛かる
わが家の場合、全館床暖房をオプションとして採用すると60万円程度でした。住んだ今は、床暖房を採用してよかったと思いますが、これだけの大金を使って導入する必要があるのか?は大いに悩みますよね。
また、温水式床暖房は温水を通すパイプの寿命が30年以上と言われているそうです。正しく使用していれば30年は床暖房自体のメンテナンス費用はかからなそうですが、今のところ30年以上住む予定だしいつかはお金がかかるかもしれません…。
また、温水を温めるためにエアコンの室外機を使用していますが、そちらはもっと早いタイミングで故障・交換のタイミングが来るようです。
Wi-Fiがつながりにくくなる
全館床暖房にすると、2階の床暖房がWi-Fiの電波を遮って届きにくくなってしまう場合があります。
わが家は2階の廊下収納の中に情報ボックスを設置してもらいました。「住んでみて電波の入りが悪かったときは対策しよう」ということにして、メッシュWi-Fiも買わずにインターネットを使い始めたのですが…
たしかに、1階はWi-Fiが届きにくいときがあります!でも、いつもというわけではないので入居10カ月経った今もメッシュWi-Fiは使わずに過ごしています。Wi-Fiと床暖房のについては、また別記事でまとめる予定です。
床暖房を採用した経緯
ハグミーは床暖房が標準ではない
一条工務店の家は全館床暖房が標準仕様です。が、コスパ重視の規格住宅ハグミーは床暖房をオプションとして付ける形になっています。
一条の家を建てたいけど床暖房は不要と思っている方には、ハグミ―良いかもしれません。
九州で床暖房はオーバースペック?
わが家は北部九州在住。断熱地域区分は「6」です。
今年の冬についていうと、日本全体が今季最大の大寒波と言われていた週に外気温がはじめてマイナスになりました(夜間)。気温がマイナスになることも滅多になく、雪もほとんど降らない地域なのに床暖房なんか要らないんじゃないかと思っていました。
そもそも一条工務店の家は断熱性能も高いので、床暖房不要でも寒くないかもしれません。こればかりは、「床暖房を採用していない一条の家」に住んだことがないので何とも言えませんが…個人的には九州でも床暖房最高!とは思っています。
宿泊体験で体感してみよう
わが家は夫が「一条工務店で家を建てるなら床暖房は付けたい」という意思だったので、採用することにしました。妻であるわたしは「ほんとに要るんか…」という気持ちが捨てきれなくはありましたが、ほかのオプションについてはあまり口を出さなかった営業担当さんも、こと床暖房に関しては「付けた方がいい…!」と激推しでした。
床暖房の採用を迷っている方は、宿泊体験で実際に体験することを強くおすすめします!
打合せをする展示場も床暖房は入っているかと思いますが、やはりくつろいだり、お風呂に入ったり、朝布団から出るという生活をしてみないと床暖房の良さは体感できないと感じます。
そんなわが家ですが、実は宿泊体験が5月だったので、本当に自分の家が引き渡されるまで床暖房のよさを実感することができなかったんですよね笑
だから今、引き渡された家でしみじみと「一条の床暖房すごすぎる…」を実感しているというわけです。

まとめ
初夏の宿泊体験のため、床暖房のよさを実感せぬまま採用したわが家でしたが、実際に引き渡された家で冬を迎えている今、本当に採用して良かったと感じています。
日々室温のことを考える必要なく、ずっと家の中が過ごしやすい温度。上手にまとめられませんが、「寒くないことが普通になる」という感じです。
床暖房について質問などあればぜひお気軽に、このブログのコメント欄やInstagramからお尋ねください!
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